経理はExcelを毎日といっていいほど使用するので、必然的に関数もよく使用します。
ここでは、経理が必ず覚えておくべき関数を5個、お伝えします。
- SUM
- IF
- AVERAGE
- ROUND
- ROUNDDOWN
上記が理解できていれば、最低限の関数は使えるレベルです!
基本関数5選
SUM
SUM関数は、選択範囲を合計する関数です。
経理の人で、使わない人はいないでしょう。
下図であれば、C3~C7までを合計しています。
ショートカットキー「Alt+Shift+=」を使えば一発で関数が作成できるので、超便利です!
IF
IF関数は、条件を設定して、該当しているかどうかを判定してくれる関数です。
例えば、下図では売上が5,000を超えていれば「〇」、そうでない場合は「×」を表示するようにしています。
C3>5000であれば、「〇」を表示する、そうでなければ「×」を表示する。
決算書作成の分析等、増減金額が大きいものを確認したい時などに便利です!
AVERAGE
Average関数は、選択範囲の平均値を算出する関数です。
各費用の年度平均や月平均を求めたりする際、よく使用しますね。
例えば、下図では「商品A~E」(C3~C7)の売上の平均を算出しています。
売上や費用の対象期間(2023年度など)平均を算出して、
前年度や特定の月と比較するケースが多いです!
平均と大きくずれていれば、要因を確認します。
ROUND
Round関数は、四捨五入ができる関数です。
例えば、下図であれば11,223.56(B2)を四捨五入して算出するようになっています。
「,」の後の数字は小数点以下の桁数を表しています。
「0」であれば、小数点以下の桁が0なので、0.5を四捨五入して11,224で表示する。
「1」であれば、小数点以下の桁数が1なので、0.56の6を四捨五入して11,223.6の表示になります。
ROUNDDOWN
ROUNDDOWN関数は、ROUND関数とほぼ同じ使い方です。
Round関数は四捨五入しますが、RoundDown関数は小数点以下をすべて切り捨てします。
例えば、消費税の小数点以下計算は、企業によって四捨五入しているところもあれば、切り捨てにしている会社もあります。
ROUNDもROUNDDOWNも、両方使えるようにしておきましょう!
まとめ
経理にとって、関数は必要不可欠な存在です。
毎日使用していれば覚えてくると思いますので、「覚えなきゃ!」と意気込みすぎる必要はないですよ。
覚えるというよりは、「こんなことが関数でできたよね」「こんなことが関数でできないかな?」というように意識できれば大丈夫です。
忘れたり、知らなかったとしても、ネットで調べればすぐに出てきますからね。
関数を使いこなして、自分の仕事を楽にしましょう!
誰かが作った過去の資料を見て「こんなふうに関数を使ってるんだ」というように学んでいくのもいいかもしれませんね。